カサンドラはもうすぐ死にたい

離婚、そして適応障害、うつ病に。不幸な出来事を浄化するべくブログに綴ります。たいした記事ではありません。

元夫はアスペルガー、私はカサンドラ症候群

元夫は、たぶん

ADHDアスペルガーのグレーゾーンだ。

そしてモラハラだ。

 

小さい頃多動気味で、口が悪く

よく先生に怒られていたという

 

本当に口が悪い

でも事実しか言わない

嘘がつけないのだ。

 

見たまま、人の容姿の感想を言う。

相手が誰であれ攻撃的に注意をする。

 

お店に入ると、店員に何を言い出すか

一緒にいる私はいつもビクビク

 

喧嘩をしたら、好きな相手によくここまで

ひどいことを言えるものだという言葉を

なげかける。

心をえぐる言葉を知っている。

言葉の暴力は心を殺す。

 

私は喧嘩のたびに、号泣した

近所に聞こえるくらいの大声で

泣き叫んだりもした

 

あるいは口がきけなくなったりもした

その横で夫がどなる

「なんとかいえよ!」と繰り返す

なんとか言いたいが声がでないのだ

 

たいてい翌日仲直りするのだが

私はなんで喧嘩したのか、何を言われたのか

いつも思い出せない

喧嘩はしたことは覚えているが、

何を言われたのかの記憶がすっぽりとない

 

私の脳が自分を守るために

記憶を抹消しているのだと思う

 

 

夫は私によく運転をさせた

そして逐一運転方法を注意する

基本、会話は私に注意するというスタンスだった

私は運転席で号泣し、涙で視界がみえなくて

運転を代わる、ということもあった

 

夫は店員にもよく注意していた

居酒屋で、もってくる順番が

自分の思ってたのと違うと、つきかえしたり

ビールがぬるいやら、泡がたってないとか

 

意識が高いのか相手に求める「こうあるべき」が

正論ではあるが厳しいものだった

 

電話での会話や、メール内容も注意された

話す順番が違うとか、この工程がなければメールが一度ですんだ、とか

関わり合うと、疲弊するのだ

 

君の成長のためだよ、

と夫は言う

私もむきになって自分の正当性を訴えるが

正論で論破されるのだ

 

ある時は、私のクローゼットから服が全部だされてあり、

捨てる服の山がつくられていたこともあった

 

かばんの中のものが全部だされていたこともあった

 

元夫はきれい好きで、私の片付けられない性分が

ものすごくストレスらしかった

 

相手にこうしてほしい、という要望の伝え方が

ストレートすぎて

受けるこちらは、

ひどいことをされた、と受け取ってしまう

 

元夫は周りのみんなから「ヒドイ」とよく

言われていた。

それでも魅力的で憎めないキャラクターで

有言実行で努力をおしまず、

人を笑わせようとしたり励ましたり

 

オシャレに気を使うし

友達も多く

みんなから好かれていたと思う

 

友達という距離感なら問題ないのだろう

 

恋人として妻として一緒にいると気が休まらず

いつも注意されることにどこか怯えていたと思う

一生のうちで、これだけ人から注意されることがあるのかと

そこまで私はだめな人間なのかと

 

それでも一生を添い遂げるパートナーだと思った

愛していたし、尊敬もしていた

 

離婚する前からの不和でうつ病になり、

蓄積されたモラハラによるPTSD

カサンドラ症候群、パニック障害

不安神経症、が私の症状としてあてはまるくらい

心は病んだけれど

 

 

今でも愛情はある。

何か助言してほしいことがあったら

連絡をとっている。

的確なアドバイスがいつも私を導いてくれて

私自身をよく理解してくれている大切な人だ

 

 

元夫は、もう遠くにいるけど

心のどこかにいつもいる人

になった