島を出てからわずか半年
島の時間はゆっくりとおもわれがちだが
それは旅行者が感じる時間であって
そこで生活している人にとっては
ものすごく早い
こちらが、ゆっくりすごしていた半年の間に
色々変わっていた
建物が増えていたり
亡くなった人がいたり
いざこざがあって
移住者が引っ越して行ったり
希望を持って引っ越してくる
移住者がいたり
子供がうまれてたり
小さかった子の背が伸びてたり
あと、高齢者の衰えが進んでいた
ご飯を自分で作っていたのに
急に作れなくなった利用者に
施設が配食することになっていたり
穏やかにすごしていた認知症のおばあちゃんが
突然夜中に徘徊するようになってたりした
衰えていくのを見るのはつらい
今回、島に行ってよかった
海辺のキャンプ場で女子3人だけで
キャンプをしてたら
差し入れに、とお酒やおつまみなどを
持ってきてくれた男女が数人いて
夜中まで車座になって喋っていた
翌日
港で送られるとき、
船の上でまた私は泣いた
もう皆んなとは会えない気がした